心理療法について
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心理療法の目的としては次の2つの大きな目的があげられます。
1つめは、「症状の消失」
2つめは「その症状の発生しやすい人格の変容」です。
1つめは、症状の出ている状態を現在とした場合、
(未来に向けて)症状をどうやって消失していくか。
2つめは(過去を分析して)なぜ症状が発生するのかを
明確にして変容していくということです。
心理療法の種類と説明
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心理療法には様々な種類がありますが
こころルーム表参道では
「来談者中心療法」をベースに
下記の心理療法を取り入れております。
来談者中心療法
1940年代に、アメリカの心理学者カール・ロジャーズが創始した心理療法。
「人は誰でも自分の問題を解決していく潜在的な力を持っている」とし、
クライアントの成長の力、自己実現に向かう傾向を全面的に信頼することを
基本とします。
クライアントが、自分自身の力で悩みを解決していくために、カウンセラーは
非指示的な態度でクライアントの主体性を尊重し接していきます。
近年「カウンセリング」と呼ばれるものはこの療法を指すことが多く、
こころルーム表参道も、この来談者中心療法をベースにカウンセリングを行っております。
クライアントさまの「お話を聴く」ことを中心に、その方の本来持っている
自己解決能力を引き出し、現在のお悩みを解消していく療法です。
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交流分析
1950年代中頃、アメリカの精神科医エリック・バーンにより創始された、
精神分析療法の中の1つで、人の心の構造や交流に関する1つの理論体系。
近年、交流分析は学校や企業、病院などで多く取り入れられている心理療法です。
交流分析では、「人は誰でも考える能力があり、自分のことを自分で決める能力がある」
ということを基本前提として、「だからこそ、自分の生き方や他者との関わり方は、
その本人の責任において変えることが可能である」と考えます。
その方法としては、「1、構造分析 2、交流パターン分析 3、ゲーム分析 4、脚本分析」
を基本としています。
ご自身の心の構造を、「TEG(エゴグラム)心理テスト」を用いて分析したり、
お話をお伺いしていくことで、今現在の心の状態やコミュニケーションパターンを
知ることができます。
また自分の心の状態や癖を知っておくことで、ご自身の性格傾向や
ついついしてしまいがちなコミュニケーションパターンの見直し、
円滑で理想的なコミュニケーションパターンを新たに身に付けることが可能です。
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行動療法・認知療法
行動療法
今、悩みのタネになっている不適切な行動や症状は、過去の「学習」により身についたものと
考え、「どのような時にどのような行為をすることか」というように、目に見える行動として
認識しその具体的な行動の変容を目指します。
認知療法
人の悩みや症状は、出来事そのものによって引き起こされるのではなく
その出来事をどのように受け止めるかにより大きく異なっていきます。
よって、その悩みや症状の原因となるご自身の受け止め方(非理性的な思い込み)を
理性的なものに変えることで感情や行動を変化させ、悩みや症状を軽減していきます。
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催眠療法
特別な誘導方法によって引き起こされる、意識水準の低下と被暗示性の亢進した特殊な状態
(催眠状態・トランス状態)を利用した心理療法です。
催眠状態での直接暗示やイメージ、または催眠状態下での心身リラクセーションによる
症状の除去や、達成したい目標へのイメージ強化をはかります。
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自律訓練法
ドイツの精神科医シュルツによって創始されたセルフコントロールによる心身調整法。
一定の言語公式(「両腕・両脚が重たい」「両腕・両脚があたたかい」など)を
自己暗示的に繰り返し、その内容に注意を向けることによって心身の緊張をときほぐしたり、
感情の鎮静化、自律神経系の安定を得ていきます。
自律訓練法によって、不安や緊張に伴う症状の改善はもとより、ストレスの緩和や健康増進、
集中力アップ、創造性の開発など広く用いられています。
ご自身でいつでも気軽に出来るのでカウンセリングの機会に
公式を覚えて帰られるクライアントさまもいらっしゃいます。
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