こころルーム表参道
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サイコロジカル・ファーストエイド 実施の手引き 第2版 付録Eより抜粋

このページには、災害にあった人へ
どのような対応をしたらいいのか、反応や行動への理解の仕方
援助の方法をライフステージ別(※)で掲載しています。
当ホームページでは、資料の中のいくつかを抜粋して
随時掲載してまいります。
※乳幼児・就学前の子ども・小学生の子ども・思春期の子ども・大人
◆また、例題中には海外に多い台風を例に対応の具体例が掲載されていますので
必要な箇所を変えてお役立てください。


反応には、個人差がありますので、区分されたライフステージにかかわらず、
ご自身に必要な部分を切り取ってお役立てください。(こころルーム表参道)


就学前の子どもをもつ親への助言

【子どもの様子・・・その1】

どうにもできないと感じ、消極的になっている
幼い子どもは、自分で自分の身を守れないことを知っています。
災害が起こると、かれらはさらに、自分が無力だと感じます。かれらは両親が自分の安全を
守ってくれるか知りたいのです。
そのことを、普段より黙り込んだり、騒ぎ立てたりすることによって、表現することがあります。

(どのように対応するか)
食べ物や水をとらせ、心身をくつろがせましょう。遊んだり、絵を描いたりする機会を
 つくってあげてください。
遊びや絵のなかで外傷的な出来事を表現したら、それをほっとできる内容に変えていけるよう
 手助けしてください。
あなたや他の大人がちゃんと守るということを伝えて、安心させてください。

(対応の具体例)
抱きしめたり、手をつないだり、膝の上にのせてやったりする時間を、たくさんもちましょう。
大人に見守られながら安全に遊べる場所を、用意しましょう。
たとえば、4歳の子どもが、台風でブロックが吹き飛ばされる遊びを続けているとします。
 そういう時は「風に負けないようにできるかな?」と声をかけましょう。
 その子は、素早くブロックを二重にして厚い壁を作ります。「もう風は入ってこれないんだ」。
 親は、「その壁は本当に強そうだね」と応じてやりましょう。
 「安全のためにできることって、いっぱいあるね」と話してやるのもいいでしょう。



【子どもの様子・・・その2】

いろいろなものを怖がる
ひとりになること、トイレやお風呂に入ること、眠ること、親と離れることなどを、
怖がるようになることがあります。子どもは、親はどんなときでも自分を守ってくれる、
自分を助けてくれるために先生や警察などの大人がいる、と信じたいのです。

(どのように対応するか)
子どもと一緒のときには、できるだけ落ち着いていましょう。あなた自身の恐怖心を、
 子どもの前で口にしないようにしましょう。
置き去りにされない、大人が守ってくれるという信頼感を、取り戻せるようにしてやりましょう。
みんなを守るために働いている人たちがいること、必要ならさらに助けてもらえることを、
 話してください。
子どもを置いて出かけるときには、帰ってくることをきちんと伝え、安心させてください。
 子どもにわかるように、具体的な時間を告げ、時間通りに帰ってください。
怖い気持ちを伝える方法を、子どもに教えましょう。

(対応の具体例)
あなた自身の恐怖心について誰かと話したり、電話したりするときには、子どもの耳に入らないよう 注意してください。
「もう大丈夫、台風は行ったよ。みんなを守るために、一生懸命働いている人たちがいるんだよ」など と伝えてください。


※随時更新してまいります

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「サイコロジカル・ファーストエイド 実施の手引き第2版」より抜粋
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リンク先[兵庫県こころのケアセンターさまHP]